時代に先駆けて労働組合の支援事業に着手し、事業を展開してきた弊社のこれまでの歴史をご紹介します。
<沿革概要>
1988年、当時、西武運輸労働組合の役員であった西尾力(現・j.union株式会社 名誉会長)を中心としたメンバーにより、パソコン通信による中小企業診断士を中心としたネットワーク「P&S-Net」の仮運営を開始。翌年、西尾を代表取締役社長として「株式会社P&Sコミュニケーションズ」を設立。「P&S-Net」を正式にスタートさせる。
1992年、経営危機に陥った反省から、西尾自身の強みである労働組合向けサービスに事業を転換。調査活動/情報宣伝ツールの作成/人材育成/情報システムの構築という4つのソリューションを提供する。
2009年に、「j.union株式会社」に商号変更。全国に支店・営業所を開設し、2012年には西新宿(新宿アイランドタワー22階)に本社移転。
2022年現在で創業33年を迎え、全国約4,200以上の労働組合の活動支援を通じて「職場を明るく・仕事を楽しく・人を元気」にする社会づくりに貢献。
1989年(平成元年)
3月 | 創業者の西尾力が独立して、P&Sコミュニケーションズを立ち上げる パソコン通信を用いた中小企業診断士・社労士の全国的交流事業を実施したことで、時代に先駆けた斬新なソフトウエア開発会社として、メディアに大きく取り上げられた。本業を退職した後、P&Sコミュニケーションズの代表になり事業を推進する。 |
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10月 | ワープロ入力代行サービス「ワープロエクスプレス・サービス」を開始 |
1991年(平成3年)
3月 | データの納品ミスで会社経営の危機に 会社設立から3年後、業務ミスからデータに大きな過ちがあることに気が付かないまま顧客に納品。結果、顧客に損害を与えてしまう。 契約の都合(一般企業向け納品データの担保責任)から、1億円の損害賠償問題を抱えることになる。 |
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1992年(平成4年)
労働組合を専門にした事業形態にかじを切る 経営危機に陥った反省から業務方針の転換を考え、労働組合の役員経験により、得意分野である「労働組合」を専門に顧客とする事業展開にかじを切る。ターゲットを鮮明にしたサービスを目指す。 |
1994年(平成6年)
「BEST主義」が生まれる どん底の経営の中、マイナス思考に陥ったとき、ある考え方が生まれた。成功体験をした経営者の思考分析を基に「BEST主義」を生み出し、危機を乗り越える力、問題解決方法を開発する。 |
1995年(平成7年)
労働組合向け会計ソフト「財政部長」の販売を開始 労働組合向け名簿管理ソフト「総務部長」の販売を開始 「労働組合役員のリーダーシップ開発セミナー」と「問題解決力開発セミナー」を開始 |
1996年(平成8年)
8月 | 書籍『労働組合「超」活動法-BEST主義のリーダーシップ-』を出版 多くの組合員が抱える問題を、BEST主義に基づいた考え方で解決するために出版する。 |
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1998年(平成10年)
5月 | 従業員の働きがい生きがい度調査「MSL(モチベーションサーベイ)」を開発 |
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2000年(平成12年)
3月 | 「被考課者訓練プログラム」を開発 書籍『組合員の立場から見た「目標管理・人事考課」傾向と対策』を出版 |
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5月 | 労働組合向けホームページ・アンケート・掲示板運営ツール「j.union.comサービス(現、ユニオンページ)」の運営を開始 さまざまな構想を経て、誰でも簡単に組合ホームページが安価に作れるサービスにたどりつく。 |
2002年(平成14年)
1月 | 組合活動の「知恵の共有」をするために生まれた「j.unionクラブ(現、現場知フォーラム)」 バブルがはじけ、景気低迷がすでに始まっていた2002年。組合は「賃上げ要求」などをしていればいいという呪縛から抜け出せず、賃金は上がらないという結果から、組合員離れが進んでいくという「八方ふさがり」な状況に立たされ組合の役割の見直しが求められていた。異業種の組合が集まって、知恵の共有を行い、課題解決に臨む場、j.unionクラブが生まれる。 |
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2008年(平成20年)
顧客別受託システムの「名簿管理ソフト(総務部長)アクセス版」を販売 |
2009年(平成21年)
4月 | 社名をj.union株式会社に変更 2000年より、コーポレートブランドとして「j.union」を使用。j.unionとは、『21世紀型の日本の労働組合活動や、あり方、サービス、ネットワーク』を支援することを目指して、2009年にコーポレートブランドから社名に。 |
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2010年(平成22年)
5月 | 第1回現場知フォーラム開催 |
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2011年(平成23年)
4月 | 小野晋 代表取締役社長に就任 西尾力 代表取締役会長に就任 |
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2012年(平成24年)
4月 | 株式会社ジェイフィールとの共同プロジェクト「ご機嫌な職場づくり運動 実行委員会」を発足 ユニオンページ アンケートplus機能リリース |
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2013年(平成25年)
4月 | ライフデザインを楽しく学べる研修型ボードゲーム 「HAPPYCHOICE」の販売開始 |
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2015年(平成27年)
4月 | 女性が輝く職場作りを目指して「美脳塾」開講 社会全体で女性活用のニーズが高まり、一人一人の女性が輝く、現場目線の職場作りができる、女性組合役員育成を目的として開講。 |
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2016年(平成28年)
5月 | 「j.unionスクール」開講 組合も後継者の育成を行わなければ、継続的な活動は不可能であり、組合の次期幹部候補の育成を目的に実施されたのがj.unionスクール。組合幹部にとっての考え方や志を学び得る。 |
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2017年(平成29年)
6月 | 西尾力、代表取締役会長を退任し、名誉会長に就任 |
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2018年(平成30年)
10月 | 会員制セミナー「j.union College」を開講 労働組合ならではの悩み、働く個人としての日々の悩みに横断的に応える。 |
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2019年(平成31年)
3月 | 現場知フォーラム100回記念開催 「労働組合が描く。労働組合で創る、働く者の未来」~現場知フォーラムの足跡 × 未来学からのメッセージ~ |
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4月 | 組合専門のワークフローシステムの販売を開始 組合員や組合役員の移動時間、細かい空き時間に有効活用を目的に、スマートフォンで「経費計算の申請・承認」を実現するサービスを開始。 |
2020年(平成32年)
11月 | 労働組合向けオンライン学習プラットフォーム「UNION SALON」の販売を開始 さまざまな課題に直面するこの時代に、オンラインでありながらも、人とつながりながら、自ら自走できる人材を育成するための学習を、階層別に体系化した学習カリキュラムと、ライブイベントで支援する会員型の教育支援サービス。 |
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12月 | 「j.union フォーラム」を開催 記念すべき初回は、「労働組合のアップデート」をテーマにこれまでの労働組合の在り方を問い直し、これからの労働組合から更なるアップデートをはかる「契機」となる「場」としてオンライン開催。約380名の組合役員にご参加いただく。 |
2021年(平成33年)
4月 | 小野 晋 代表取締役会長に就任 服部 恵祐 代表取締役社長に就任 |
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12月 | 「j.union フォーラム2021」を開催 今回のテーマは「組合活動の創造(クリエーション)と想像(イマジネーション)」。「労働組合のアップデート」を掲げた昨年から、より一層具体的な組合活動の手法や手段を創る(クリエーション)と、これから私たちが行う組合活動を想像(イマジネーション)する2つの視点で開催。約521名にご参加いただく。 |