2019.03.10
【組織力強化】企業が存続するということ

平成の30年を振り返る特集がさまざまなメディアで取り上げられています。
平成という元号の区切り、何十年という数字的な区切りそのものに意味があるわけではないのですが、人はそんな機会に過去を振り返ってみたくなるものです。

当社も平成元年3月6日に設立して以来、平成という時代を駆け抜け、先日30周年を迎えることができました。
30年もの間存続できたことは、偏にこれまで支えてくださったお客さま、協力会社、そして社員のおかげだと思います。

30年存続できている企業は帝国データバンクの統計では5割以下とも言われる一方、1割未満、いや0.1%未満と言う数字もあるようです。
統計の根拠は確認できませんでしたが、どうやら対象企業の母数の違いがあるようです。

帝国データバンクが「会社」と認識して掲載する企業と、ペーパーカンパニーや個人事業主など登記上「会社」と認識されているもの全ての企業との違いはあるかも知れません。
帝国データバンクの統計を見ると、20年で52%、29年で47%と20年くらいからは緩やかな減少となっており、ある程度存続している企業はその後も存続している傾向があります。

ある程度存続できる会社、起業後まもなく廃業となってしまった会社にはどんな違いがあるのでしょうか?

形式的に会社を立ち上げることは登記さえできればいいので、そんなに難しいことではありません。
会社法が改正され、今や1円の資本金があれば株式会社を登記することができます。
しかし、長く会社として存続し続ける事は簡単なことではありません。

やりたいことがあるから自分で会社を立ち上げたい、既存の組織に縛られず自由にやりたい。自由に金儲けをして自分で稼いだ分は自分が得たい。
起業家の中にはこんなことを考えて起業する人も多いでしょう。

しかし、経営者が目の前のやりたいことや利益を追っているだけでは、結局企業は長くは続きません。
ある程度会社という体をなし、ビジネスをし続けるとなれば、常に社会に対して必要とされる会社であり続けなければならないのです。

社会貢献をする企業が生き残る企業といった綺麗事をいうつもりもありませんが、社会に対して必要なサービス、魅力的な商品を提供し続けられる企業、社員に対しても安心できる経営、やりがいのある仕事が提供し続けられる企業、内外にそんな魅力を発信し続けられる企業でなければ長く存続することはできないでしょう。


10年くらい前のことでしょうか。創業者であり現会長の西尾が採用サイトの会社に経営トップとしてのインタビューを受けた時のこと。
「御社が安定的に成長できている要因は何だと思いますか?」と聞かれた西尾はこう答えました。
「安定的に成長しようと思ってやってきたわけじゃない。社会に求められていると思う事業をやってきただけ。業績が伸びない、利益が出なくなるということは社会に必要とされていないということ。そんな会社だったら潰れたっていいと思ってるんだよね。」
人事として同席していた私はさすがに「いやいやちょっと待って下さい・・・。」とは言ったものの、内心とても誇らしく嬉しい気持ちになったのを覚えています。

西尾のこの姿勢こそ企業が存続する意義であり、そのために企業は常に社会に必要とされることを提供し続けなければいけない。
社会が変化すれば必要に応じて企業も変化し続けなければならないということです。
企業はただ組織として存続するためにあるのではなく、社会にとって必要とされ続けた結果として存続するものであるのだと思うのです。

これからの10年、20年、社会は大きく変わっていくでしょうが、私たちも「そんな会社なら潰れてもいい」と言われないよう、社会に必要とされ続ける会社であるために、変化と成長を続けなければならない。
新しい元号をまもなく迎える30周年の年を機会に、あらためてそう思っています。

佐々木 務j.union株式会社 管理本部

週末の家族サービス、子ども相手にいろいろ遊んでいるうちに
自分の方がハマっている事が多々あります。
もはや「サービス」ではなく「趣味」かも知れません。

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