2019.07.29
【働き方改革】組合役員こそタイムマネジメントを

誰かがやらなければいけない重要な役割である組合役員、なった理由は様々だと思いますが、私がお話しする役員の方の多くは、活動の重要性を理解し努力されています。

その活動を進める中での悩みとしてよくお聞きするのは、組合業務と会社の仕事、私生活との時間的なバランスについてです。特に、非専従役員の方からは多く聞かれます。
労働調査協議会の「次代のユニオンリーダー調査」(2014年~2015年)の調査結果では、組合役員が組合活動を進める中で感じる悩みや不安で「自分の時間や家庭生活が犠牲になる」(45.7%)、「仕事が忙しくて組合活動ができない」(28.0%)、「組合が忙しくて仕事に支障をきたす」(25.8%)が上位となっています。
多くの組合役員の方が、組合活動への重要性を感じ、取り組む中でバランスに苦慮されている実態があるかと思います。

私自身は日本タイムマネジメント協会の認定講師として、タイムマネジメント(仕事のさばき方)研修を実施することがあり、その際にも悩み深いのは非専従の役員の方と感じることが多いです。

私は、前職(20代のころの昔ですが‥)で長時間労働に悩まされていたこともあり、労働組合を支援するj.unionに入り、タイムマネジメントを学び、講師もしているという経緯があります。
今考えてみるとですが、当時は目の前の業務をこなすのに精いっぱいで、少し先を見据えて、「組織や自分自身にとって大切な仕事は何なのか」を見極め計画し、実践していくことが全くできていませんでした。顧客対応や資料の締め切り、社内打ち合わせなどに振り回され、やらされ感100%の中で仕事をしているような状態でした。多忙感で仕事は頑張っている感はありましたが、ストレスも高い状態でした。そして、将来を見据えて大切な仕事に取り組めず、質やスキルを高められず、結局生産性が上がっていかない状況を自身で作っていたかなと思います。

今も時期によっては、時間的にはバランスが取れないこともありますが、組織にとって・自身にとって何が大切な仕事なのかを考え、優先順位を付け計画していくことで、精神的には自分で仕事をコントロールし、スキルアップにつながっているという感覚にもなり、働きがいにもつながっています。

非専従の役員の方は特に、組合活動で様々な対応に追われたりということで、過去の私のように目の前の業務に追われ、多忙感を感じている方も多いかと思います。
・節目で組織のビジョンや方針、自身のキャリアビジョンを再度確認し、組織や自分にとって大切なすべきことを考える
・そのうえで、毎日、仕事を具体的に棚卸し(今日の仕事、今週の仕事、それ以降の仕事)して、優先順位を付けて仕事に取り掛かる。なるべく先の仕事で重要な仕事を意識して計画する。非専従役員の方は、仕事・組合業務とも考える
忙しいと感じている方こそ、仕事の棚卸しを仕事前に5分間でもすることをお勧めします。そのことで、すべきことが明確になり、優先順位もつき、計画的に仕事が進められます。

とは言っても、私もまだまだ場当たり的な仕事の進め方をしてしまうこともあります。私自身のスキルアップをしながら、みなさんに有用な情報提供や考える場を今以上に作っていきたいと考えています。

清水 典明j.union株式会社 福岡支店

福岡に転勤以来、
九州・中国地方の食と温泉にはまっています。

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