2019.12.09
【コミュニケーション】世界の共通言語は英語ではなく笑顔だと思う

このタイトルを聞いてピンとくる方も多いのではないでしょうか。
そう、秋田県出身のシンガーソングライター高橋優の「福笑い」という楽曲の歌詞の一部です。

なぜ突然、歌詞の一節をタイトルにしたかというと、まさに「その通りだな」と思える経験をしたからです。それは日本中が熱狂した「ラグビーワールドカップ」に関係していて、前大会に引き続き日本は大金星をあげ、多くの日本国民に勇気と感動を与えてくれました。
私自身、にわかではありますが、日本の快進撃を見る度にラグビーの魅力にのめり込んでいきました。

ただ、そんな私にとって最も印象に残ったのは、日本の勝ち負けや素晴らしい試合の数々でなく、とある人にお願いされたラグビーワールドカップのボランティア活動への協力でした。
正直最初は、ボランティア活動への協力に乗り気ではありませんでした。
面倒なことをお願いされてしまったな...、でも抽選みたいだから落選もあるか!
と依頼された方の顔を立てる為にも応募をすることにしました。

結果は見事当選。

「なぜこんなところで運を使ってしまうのか...」と最初は後ろ向きではありましたが、ボランティア活動に向けての研修やイーラーニングなどを受講したことで、少しずつ気持ちに変化が出てきました。特に共感したのは日本でラクビ―ワールドカップが行われる価値を表現したキャッチフレーズです。

「4年に1度ではない。一生に一度だ。」

このキャッチフレーズを改めて研修で聞いた時、「確かにそうかもしれない」「この機会に自分が携われるのはとても光栄なことではないか!」と何やら使命感めいたものを感じるようになり、気持ちも前向きになれました。

私が最終的に配属されたのは「まちなかファンゾーン」という、最寄り駅からスタジアムまでファンの皆さんを誘導する係です。
ただし誘導するだけではなく、駅から降りてくる世界各国からのラグビーファンを迎える役割として、しっかりとおもてなしをすることが求められていました。

しかし、とても不安な要素がある...。
そう、それは言葉の壁です。

正直言って私は英語が苦手で、とてもではないですが外国の方とコミュニケーションなど取れません。ましてや英語で道順や施設の説明を求められても絶対に説明できません。
そんな不安を抱えながらボランティア当日を迎えました。

こうなったらもう開き直って、とにかく笑顔で「うぇるかむ!」と出迎えるしかない!と思いながら、指示された配置先へ向かいました。駅前のロータリーに立つと、試合開始の6時間前にも拘わらず、すでに外国の方が駅からどんどん溢れ出てきていました。
一瞬恥じらいが頭をよぎりましたが、もじもじしている方が恥ずかしいと頭を切り替え、全力の笑顔で出迎えると、通り過ぎる多くの方(ほぼ全員)と目が合うと、笑顔を返してくれることに驚きました。(日本人では無視したり、目をそらす人もいるでしょう...)

そして何よりも、驚かされたのは笑顔のパターンの多さです。
大きく目を見開いたり、口を大きく開けたり、唇をとがらせたり、ウィンクからの笑顔や、微笑み程度のソフトな笑顔まで、こんなにも多くの笑顔のパターンがあるのだと感動しました。
これは日本人にはない部分で、日頃から当たり前のように言葉ではない、非言語である「笑顔」をコミュニケーションとして使っているからこそ、これだけレパートリーがあり、表現力が豊かなのだろうと感じました。

一方、私の英語力のレパートリーの少なさには自分でも驚きました。
この日に私が発した英単語は「うぇるかむ!」「えんじょい!」「ぴくちゃー」という3つぐらいです。(写真を撮ってあげる役割もあり、その為のフレームも持たされていた)
正直言って言葉を交わすコミュニケーションはほとんど取ることができませんでしたが、笑顔を通したコミュニケーションは何百人という外国の方と取ることができました。

そう、笑顔は国籍や肌の色、年齢や性別も関係なく、笑顔は感染して人を笑顔にする。
みなさんは「笑顔」というコミュニケーションをとっていますか?

改めて笑顔の大切さを感じさせてくれた、私にとってもっとも印象に残ったラグビーワールドカップの出来事でした。

島田 浩二j.union株式会社 名古屋支店

ゴルフって難しいですね…
今年こそ100切り!!

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