j.union株式会社

労働組合の活動を
総合的に支援します。

2020.06.09
オンライン研修の可能性~オンラインでの学びに必要な3要素とその効果~

組合活動を通じ、組織や社会により役立つことのできる人財になってほしい。そのための経験や教育の機会を提供することは組合の使命であるということは、組合役員にとっては共通認識と言えるでしょう。
これまで、組合における教育・研修は、その活動全般と同じく「Face to Face」で行うことを前提としてきました。しかし、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、集合研修を断念せざるを得なくなったケースが多いのではないでしょうか。
「組合活動を止めたくない。でも集合できない」という皆さまのお声を受け、弊社では4月から、ビデオ会議システムを活用したオンライン研修「ライブ配信セミナー」やオンラインワークショップの実施に力を入れてきました。
この間、様々なテーマやスタイルで回数を重ねてきた結果、今までの集合研修、ひいては組合活動そのものを問い直し、新たな活動スタイルにつながるヒントをたくさん得ることができました。まずは実際にご参加いただいた方の感想をご覧ください。

●オンライン研修・ワークショップ参加者の感想(抜粋)

・初対面の方ともスムーズに意見交換できました。オンラインでは、対面よりもむしろ積極的にコミュニケーションをとろうとする意識が働くように感じました。
・発言するのは苦手ですが、Zoomということで、じっくり考えて発言できました。
・6時間の研修は長いと思っていましたがあっという間でした。
・非専従のため、効率的に業務と両立して参画でき、ありがたいと感じました。
・場所を問わず参加ができ、距離を超えて交流が図れることも魅力の一つですね。活動範囲の拡大にもつながり、集まることが困難な場合でも対応できそうです。
・子どもを保育園に預けて参加することに罪悪感があったのですが、それを払拭できるくらい、学びを得られました。
・家からなら参加しやすいし、移動がない分、ライフにも時間を割けるのでオンライン研修を取り入れていきたいです。

●オンラインでの学びに必要な3要素とその効果

参加者・運営側の不安を軽減し、スムーズな進行と効果的な学びにつなげるため、オンライン研修では以下の3つの要素がとても重要です。

1.ツール操作の知識
2.オンラインでの進行の心得
3.質の高い学習コンテンツ

誰もが安心して参加でき、上質のインプットを備えた学びの場を作ると、講義後のグループワークやアウトプットの質も高まります。
「普段控えめだと思っていた人が積極的に発言していて驚いた」「働き方や仕事の未来について建設的な発言がたくさん出て、今までそんな考えを聞いたことがなかったのでうれしい」というフィードバックをいただくケースです。
自宅やいつもの勤務地というホーム空間から参加できること、周りのメンバーの空気感に気を遣いすぎることなくフラットに発言できること。オンラインならではの効果だと言えるでしょう。

●組織課題解決と活動のアップデートへ

オンラインを取り入れることにより、従来の組合活動で課題となっていたことがクリアになる可能性が見えてきます。

①参加者側:移動による時間的・体力的負担減
→子育て世代・女性組合員の参加率アップを図れる

②運営側:研修会場や宿泊先の手続きとその費用負担減
     交通費精算の手間とその費用負担減
→役員の業務効率化・組合費のさらなる活用

③組合活動そのものの活性化
・拠点を問わずリアルタイムで集まり意見交換・交流ができる(海外含む)
・オンラインでは意識的に聴き、話すことが求められるので、コミュニケーションや学びの質が高まる
・時間外や休日の研修でも自宅から参加可能なのでライフとの両立が可能
・これまで参加しづらかった層が研修や活動に参加できる可能性が高くなる
・運営や費用の負担から、教育・研修の機会を抑えてきた組織でも、回数を増やすことが可能になる→人材育成やコミュニケーションの機会を増やせる

オンラインのメリットと、オフラインでの集合活動の良さを活かすハイブリッドな組合活動を通じ、弊社では今後も「働く人と組織のアップデート」の支援を続けてまいります。

野村 麻希子j.union株式会社 人材開発グループ

好きな言葉は「健啖家」

« 前回の記事 次回の記事 »