j.union株式会社

労働組合の活動を
総合的に支援します。

2020.08.09
調査をやれば、解決策がわかる??

労働組合の調査の実務作業をやっていると、このような声をお客様から聞きます。
・調査をやっても現場は変わらない
・調査結果をいかせない

調査結果は事実であるが、解釈は様々

調査データが問題をあぶり出し、解決策を示してくれると思っている方もいるのではないでしょうか。調査は現状の見える化し、事前に「こういうことが起きているのでは?」という仮説の証明をしてくれるだけで、どれが問題か、どのような解決策がいいかは、自分たちで考えていく必要があります。調査結果は事実でありながらも、解釈は人それぞれであり、それによる行動(解決策)もバラバラです。
例)降水確率40%(事実)
Aさん:昨日は20%だったが今日は40%で高い(解釈)→傘を持っていこう
Bさん:40%はそんなに高くない(解釈)→傘は要らない
このように行動は変わります。

一人で解釈せずに、色んな人を巻き込む

よって、調査結果は、どのような解釈をするかが重要となります。解釈の手助けとして、分析手法も様々ありますが、個人的にはまずは集計(全体単純集計、属性別クロス集計)でいいと思います。これらであれば、Excelのピボットテーブルで算出できます。事実のデータができあがったら、解釈の時間です。執行部内で共有することは多いと思いますが、できれば、支部や職場ごとにデータの解釈をする機会があるといいです。例えば、以下の内容を調査結果と日頃の現場情報を照らし合わせていきます。

話し合う流れ)
・調査結果を見て、他職場と比べて自職場の強み・弱みは何か
・調査結果を見て、自職場の課題は何か、
・日頃の職場の状況をみて、その課題が起きている理由や背景は何か
・自職場をどうしていきたいか、そのために何が必要か、できることは何か

この話し合いで見えた解決策を実行していきます。
そして、解決策を実行した後、次回の調査ではどのような変化があったのか見ていく...という流れです。解決策を何かしらやれば、調査結果は良くも悪くも変動します。調査結果が変わらない、というのも一つの事実です。変わらないことが良い、という場合もありますが、変える必要があるならば何かしら解決策の行動が必要です。

調査は、どのような設問にするのか、その設問で何をあぶりだしたいのか等、設問設計も重要ではありますが、どの労働組合もすでに様々な調査を実施されています。ですので、その結果をもとに現場を変える行動を周りの人も巻き込みながら進めていきませんか?

戸枝 由香里j.union株式会社 活動促進本部 名古屋支店

組合員・組合役員が組合活動を通じて「?」を「!」に変えられるよう、さまざまな支援をしていきます。

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