j.union株式会社

労働組合の活動を
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2020.11.15
労働組合の会計を見直すポイントは組合員の共感と理解

突然ですが、くいだおれの町大阪で育った私は「〇〇放題」という言葉に弱くて、
飲み放題、食べ放題、言いたい放題が大好きです。
新卒で入社した会社(前職)の組合役員さんは、
いつも「〇〇放題」を楽しんでいるように見えました。
それがうらやましくて、私も仲間に入れてほしい!と手を挙げたら、組合役員に選ばれました。

今日は、そんな私が当時力を入れて取り組んだ、組合費にまつわる改革のお話しです。

0.きっかけ

「こんなことをしていたら、女性も若手も組合には来ない」
「組合員の共感と理解を得られない」と憂慮し、執行部のみんなと2つの改革をしました。

1つめは、お金の使い方。
2つめは、現金出納です。

1.お金の使い方

執行委員会のあと二次会で行ったスナックのレシートを思い浮かべてください。
どんな費用であっても、使った人にしてみれば必要だから払ったお金です。
委員長の承認印もあるし、監査の指摘もありません。

そこで私たちは、そもそも大切な組合費をどのように使うべきなのか自問自答しました。
スナックに行った目的は何だったのか?
その目的は、組合員の共感や理解を得られるのか?女性からも?若手からも?

答えは「NO」でした。

二次会は行きたい人が行くだけなので、組合費で出すべきではない。という結論に至りました。
こんな調子で、その他の予算に関しても、支払いの原則を明文化していきました。
それ以来、自然と教育費やレクに充てる予算が増えていったように思います。
大切な組合費をどのように使うべきか、みんなが考えぬいた結果だと思います。

これは、会計士の外部監査だけでは発見されない課題です。
この経験で、労働組合のガバナンスについて深く考えさせられました。

2.現金出納のムダ

当時、国内外の多拠点に組合員がいる組織でありながら、活動にまつわる費用は現金で支給していました。
ちなみに、いわゆる"書記さん"は配置していません。
非専従の執行委員が担っていました。
本部の事務所に大きな金庫があり、この拠点にいる人しか現金出納業務ができません。
そこに改善点があると気づきました。
頻繁にお金を使う執行委員以上のメンバーには、ろうきんの口座を開設してもらい、すべてネットバンキングで支給することを提案しました。
そうすれば、事務所に行かなくてもスピーディーかつタイムリーに出納業務ができます。

この業務改善について、反対する人はいないだろうと思っていましたが、そうではありませんでした。
現金にこだわりのある人もいたのです。

それは、「妻に財布のひもを握られている人」でした。
銀行口座の入出金は妻に管理されているが、
現金で受け取れば家族の干渉を受けることなく自由にお金を使える。といったところでしょうか。
この点も、組合員の共感と理解は得られないと考えました。

もっと大切にすべきことがあるはず・・・
それは、組合役員の「時間」です。
これが執行部の共通の価値観になっていました。
非専従役員の業務負荷を軽減し、会計を透明化&平準化することで、本来の活動に多くの「時間」を充てることができるという共通認識がありました。
対話を経て、無事に提案は受け入れられました。

あの頃、クラウド会計【Web財政部長】や、クラウド精算【ユニオンスマートフロー】があれば、もっと作業時間を減らすことができたはずです。

最後に・・・

経験談とはいえ、大変偉そうなことを申し上げました。どうかお許し下さい。
歴史が長ければ長いほど、このような改革をすることは困難だと思います。
ぜひ、私にお手伝いさせてください。
ご連絡お待ちしています。

Web財政部長

ユニオンスマートフロー

大友 優華j.union株式会社 活動促進本部 大阪支店

組合役員経験あり。好きな言葉は『飲み放題、食べ放題、言いたい放題』。

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