j.union株式会社

労働組合の活動を
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2020.11.22
組合ブランディングは活動そのもの

◆組合ブランディングの視点

 ブランディングは、消費者やユーザーにある一定のイメージを持ってもらうことを目的として、広告・宣伝・PR活動など、戦略的なマーケティング活動全般を指します。
 企業広報では顧客が対象の「アウターブランディング」が主となりますが、企業内労働組合のブランディングは、内部向けの「インナーブランディング」が主と言えるでしょう。
 労働組合のブランディングとして、①執行部(組合のトップリーダー)主体と、②職場・組合員主体 に分け、それぞれのポイントについて考えてみます。

①執行部が主体のブランディング

 まず「組織活動リーダーとしての役割を遂行できているか」。
 組織目標やビジョン、各種活動目的や基幹会議の設置目的を理解し、適切な情報取得や情報伝達を行うこと。特に、実施している組合会議や労使会議が、そもそもの実施目的に沿っているか、形骸化していないか、の検証が必要です。

 2つめは、「組合員からの信頼・信用されているか」。
 職場委員や組合員から「頼れる」「相談しやすい」「対応がはやい」と思われる言動を取ること。日常の振る舞い、人への接し方や相談への対応方法、各種活動の進め方の効果・効率をチェックしてみましょう。

 3つめに、「組合発信物によるイメージづくりに取り組んでいるか」。 
 組合員ほか多くの人が目にする組合発信物の表現・メッセージに留意すること。各種情宣媒体の形状・色・見出し・デザイン、さらに会議資料・名刺・封筒......など、組合として訴求したいイメージ形成を意識して表現を変えていくと良いでしょう。 

②職場・組合員が主体のブランディング

 職場委員や組合員自身が「ブランドの担い手になれているか」。これは前記①の基盤があってのものです。
 例えば、仕事での助け合い、仕事を通じた成長、職場のコミュニケーションなどへの満足度が高く、「働きがい」「働きやすい」職場になっているでしょうか。問題があるときは、迅速に職場委員に声・意見が上がってくるでしょうか。職場委員を通じて、職場上司と相談・解決できるでしょうか。
 職場を構成する一人ひとりが「自分の職場を良い職場にする」ために、自分事として考え、行動できている状態=職場主体のブランディングと考えます。

◆「組合員=ブランドそのもの」の状態を目指して

 労働組合のブランディングとは活動そのものであり、常に動きがあり、継続的です。活動サイクルの回り方次第で、ブランド価値は大きく向上も低下もするでしょう。会議運営や情宣物といった多数に影響を及ぼす活動はもちろんのこと、日常に発生するちょっとした相談対応への工夫もブランディング活動と捉えられるでしょう。
 執行部主体から始め、職場・組合員主体のブランディングを目指して日々の組合活動を再定義してみてはいかがでしょうか。

荏本 太郎j.union株式会社 西日本事業部

わかりやすい表現と伝え方を通じて、
相手の「やる気」を「情熱」に変えるべく奮闘中。

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