j.union株式会社

労働組合の活動を
総合的に支援します。

2021.03.28
Postコロナ時代の組合活動にユニオンシップ志向を!

ユニオンシップとは、「ユニオン=つながり=関係性」のあり方を意味する創作ワードです。

私たちが人とつながり、「シャカイ」や「カイシャ」での価値創造を志向するとき、オーナーシップを起点にさまざまな立場でリーダーシップ、フォロワーシップを発揮します。
それらを包含する言葉をユニオンシップと名付けます。(下図参照)


◆なぜ今、ユニオンシップなのか。

私たちはWithコロナフェーズを経て「労働組合そのもののあり方」「創造的な労使関係とは何か」「組合活動の効果的な進め方」「組合員とのつながり・つながり方」「組合員個々の多様性に向き合いそれを受容できる組織とは」「労働組合が真に民主的な組織である必要性」などの課題を突き付けられました。
これらに対し、短期的に「組合活動を止めてはならない一心」で、オンラインやデジタルを駆使してWithコロナフェーズを乗り切ろうとしています。

一方で、コロナ以前から長期的視点で描いていた労働組合イノベーションの機会とすべく議論を進めましたが、大きなモデルチェンジには至らず物足りなさも実感しています。
そしてPostコロナフェーズを見据えるべき今、改めて労働組合の未来を描き、現在地と未来とのギャップを知り、課題を整理・分析する道具としてユニオンシップ志向を定義します。
また、労働組合を意味するユニオンというワードが人、組織、社会に根付くことで、労働組合が、一人一人の組合員の多様なあり方を肯定する組織となり、ソーシャルデザインに貢献できる存在になることにつながっていきます。

◆ユニオンシップの持つ意味

労働組合が「社会・会社」に対しての未来を構想するとき、現在のポジションを改めて整理する必要があります。
社会に対しては、労働組合の持つポテンシャルとして「つながる力」をどれだけ示すことができるのか、そしてつながることで生まれる価値をそれぞれの「シャカイの領域」で明確にします。
会社に対しては、その「つながる力」を活かして組合員同士の関係・上司部下の労使関係・労組リーダーと職場管理職の労使関係をそれぞれ創造的なものにすることで「個」の多様性を受容し合うベースが定着し価値を生み出します。

このような仮説に基づき関係者とのオープンな議論を重ね、運動方針を策定し展開することで、労使の活動領域がより一層鮮明になり労使対等性・労使信頼感・創造的労使関係が生まれ、組合役員の活動モチベーションと組織エンゲージメントが高まります。
そして、これら一連の活動の中で組合員が活動に参加・関与することで、多くの学びや気づきを得ながら、自律的にライフキャリア・ワークキャリアをデザインできるようになります。

軸となる志向さえあれば、「妄想」が具体的な「構想」になります。
労働組合が所有しているポテンシャルを最大限に発揮していくために、このユニオンシップ志向が何らかのカタチで組合活動に活かされれば幸いです。


※オーナーシップとは個人が与えられたミッションに対して主体性を持ち取り組む姿勢やマインドのこと
※フォロワーシップとは当事者意識をもって組織や上司と協働する意識と行動
※組織では、多くの人が部下(フォロワー)と上司(リーダー)の両側面をもっている

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淺野 淳j.union株式会社 専務取締役

労働組合の集団的フォロワーシップ発揮を応援し続けて20年!!

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