j.union株式会社

労働組合の活動を
総合的に支援します。

2021.12.26
労働組合の存在意義と組合員へのコミットメント

◆研修をデザインする

私は活動促進部に属しており、日々素敵な組合役員の皆さんとの出会いの中、学びの多さと答えの無い組合活動に一緒に取り組ませていただき、楽しく実りのある日々を送らせていただいております。

コロナ禍が始まってそろそろ2年近くになりますが、ようやく集合によるリアルな形の研修スタイルも少しずつ戻ってきた感じがします。オンラインの研修も進化していますが、その場の雰囲気で感じたことに対する講師からのフィードバックや参加者同士の空気感を感じながらのグループワークによる創発など、その価値は不滅です。

一方オンラインの実施も、参加する場所を選ばないため、機材と環境さえ合えば等しく教育の機会を与えることができ、移動費などの経費削減につながる場合もあります。
現実的には、それぞれの利点を生かしながら両者を共存させる運用が続くと思われます。

組合役員の方々への研修のイメージは、労働組合の存在意義とは何か、役員として何をしていくのか、という内容のウエイトが高く、その先に「組合員へのコミットメントは、どういった形で表すことができるのか?」という命題に繋がっています。
答えは1つではなく、正解はなく、その答えを自身や組織の中で培っていうことが求められるかも知れません。そんな中諸先輩方の言葉から私が学ばせていただいた代表的なものは、以下の2つです。

・ 今いる位置において必要だと思ったことに対して役員自らができることをやり続ける
・ 活動目標を設定し、達成するために何が必要で何をすれば良いかをブレイクダウンするプロセスを考える

イメージは目線を現時点と少し先を見た中長期的に移し、2つの視点からの距離を意識しながら、その合間を埋めていく感じです。組織についての色々なファクターが絡むので当然オリジナルの活動になります。ではどのように創っていくのかという話ですが、組合組織全体に対して思いを込めて、価値観や思いをミックスさせた対話から一緒に考え、議論させていただいています。我々黒子としての本領が発揮できるところでもあります。

◆多様な価値観の中での組合活動

さて話は変わりますが、労働組合の存在意義については、自分なりに問いかけていますが、先日息子との会話の中でこんなことがありました。

「組合のレクに今度誘われたんだ!」と楽しそうに語る息子に、若者の組合離れが叫ばれている中驚いたことはもちろん、どうしてそう感じているのか、探求心が芽生えたことは言うまでもありません。

聞くと、息子が職場で憤りを感じた時、寂しいと思っていた時に先輩が声をかけてくれ、親身になって話を聞いてくれたそうなのです。その先輩がたまたま組合の役員をされていたというくだりです。その後先輩と相性があったのか、出会いがきっかけとなり、「自分も先輩のようになりたい」と言っていました。

若者の組合離れ、組織率の低下については懸念されています。デジタル化が促進されている今の時代だからこその「空気を介したぬくもり感」が新鮮なものとして若い人にも感じられる可能性もあるのではないかと、希望を感じた次第です。

「時代と融合した組合活動とは何か」を再び自身に向けて問い続けています。

原 英子j.union株式会社 活動促進本部

デニムをこよなく愛しているバブル入社組

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