j.union株式会社

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2022.03.13
【組合広報】メッセージはシンプルに

情宣物制作の仕事では、日々お客様が執筆された原稿を読んでいます。組織規模、風土、方針は本当にさまざまなので、一概にこれが正解とは言えませんが、一つだけ言えることは「メッセージはシンプルにする」こと。

これを徹底している原稿は、読者が私のような外部の人間であっても、スッと胸に届きます。
メッセージはシンプルに。これはどんな組織、どんな媒体にも言えることだと思います。

読み手あっての広報物ですから、「これを読んだ人はどう思うかな?」を常に念頭に置く必要があります。

◆読者をイメージしていますか?

さて実際のところ、組合の広報物を読んでいるのはどんな人でしょうか?

例えば機関誌であれば組合員が中心ですね。老若男女、職務もバラバラ。その中で機関誌が届いたりWEB公開されることを、今か今かと待っている人はどれくらいいるでしょうか? 自分が載っていたりすれば話は違うかもしれませんが、届いたから(お知らせが来たから)読む人が大半であろうと考えられます。

作り手の思いは脇に置いて、読者のリアルな様子をイメージしてみましょう。

私がこれまでお会いした、新任の情宣担当者の方々が異口同音に「自分が組合員だったころはそんなに読んでいなかった」と言います。自分が読者だったころを思い出すことが、「読者をイメージする」スタートかもしれません。

◆それでも長文になるジレンマ

(残念ながら)そこまで前のめりでない読者に自分の(組織の)考えを伝えるのは、実は骨が折れることです。文章どうこうの前段階に課題があるといえます。

伝えないといけないことは山ほどあるし、後から知らなかったといわれるのも困る。けれどもシンプルに伝えるのは難しい。このような悩みには私も共感します。冒頭に申した通り、何にでも共通する正解はありません。シンプルに伝える大切さを理解しながらも、実態はどんどん長文になっていくジレンマから、どうすれば脱していけるのでしょうか。

◆大切なのは一文一義

それは、一文一義の徹底が近道だと思います。書き手の苦悩や迷いは文章に現れ、読み手はストレスを感じます。手間に感じたとしても、言いたいことを整理し、結論を決めてから書く。これが大切です。書きながら考えることだけはやめましょう。

また、これは個人的なことですが、捨てる勇気も大切だと感じています。原稿や企画資料などなんらかのアウトプットを作るときに「ここはうまくかけた(できた)」といった箇所があったとします。制作を進める中で「ここはうまくかけた(できた)」をそのままにしようとすると、なかなか仕上がらないループに入ってしまうのです。ふと手放してみると、サクッと出来上がる。不思議なものですね。一時の「うまくできた」に縛られないことも、シンプルに伝えるために必要なコツだと思います。

吉川 佐和子j.union株式会社 情宣・広報グループ

情宣制作に携わって3年です。読むのも書くのも大好きで、
文章に関わる仕事をエンジョイしています。
モットーは、「多忙なときほど丁寧に」です。

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