j.union株式会社

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2022.09.11
けん引役が成長の決め手!?

■予想外の新人配属

「1999年・・・」。
今年7月から私の所属する部門に配属になった新人が生まれた年だ。部門の既存メンバーはセミナー講師ということもあり、全員が40歳オーバー。
「1999年なんてほんの最近の事だよね」という感覚である(いや、さすがに言い過ぎか)。
そこに新たに配属された新人女性。せっかく配属になったので、頑張ってもらいたいが、いきなり講師の仕事をやってもらうわけにもいかない。世代間のギャップもあるだろうし、最近はさまざまなハラスメントにも気を付けなくては。ともかく何をやって、どのように成長してもらえばいいのだろう。悩ましいところだ。

■どうすれば活動に取り組むのか?

話変わって、最近j.union社内では「職場自治」の取り組みがトレンドになっている。
「自分たちの職場は自分たちでより良くしていく」という取り組みなのだが、これまでも長年セミナーで伝えてきた内容だ。
それがここ数年、さまざまな労働組合で「取り組みたい」と声が上がるようになった。
余程、講師の腕がよいのだろうか? なぜ伝えた内容が活動に結びついているのだろうか? 担当している講師に質問してみた。

「階層ごとに研修を行っているところは活動に結びついている傾向がありますね」。

執行委員は執行委員、代議員は代議員など、階層を区切って、それぞれにセミナーを実施しているところは活動の実践に結びつきやすいという。
一方で、代議員だけや職場委員だけなど、現場の担当者だけに働きかけても、活動には結びつきにくいという。

自動車のローギアは最も大きな力を伝えられるように、物体は静止しているところから、動かすときに大きな力が必要になる。
組合活動もはじめの一歩を踏み出すときに、最も大きなパワーが必要になるのではないか。
その役割を担うのが執行委員だ。事前に彼らに現場のサポーター役を担う意識を持たせ、それぞれの活動を後押しさせる。
各職場の担当者だけでは、勇気が出なかったり、「これでよいのか」と迷いが生じるもの。
それらを乗り越える一歩を執行委員がサポートし、徐々に活動を担当者に任せていく。執行委員と各職場の担当者との関わりが、「職場自治」活動の成否を分けているのではないだろうか。

■まずはローギアから

さて新人育成だが、ひとまずメンバーのやっている仕事を棚卸して、整理することにした。
セミナー講師とはいえ、毎日セミナーをしているわけではない。資料を作成したり、調べものをしたり、事務仕事もある。
またセミナー講師以外の役割を兼務しているメンバーもいる。それらの仕事を手伝いながら、「昨日できなかったこと」が「今日はできるようになった」実感を積み重ね、少しずつ自分がチームに貢献している感覚を持ってもらおう。

一方、既存のメンバーは、それらの仕事の意味や必要性、影響度を伝え、彼女のけん引役となり、はじめの一歩を後押ししてもらう。
新人も勢いがついたら、自ら進んで歩み出し、きっと新しい仕事にチャレンジしてくれはずだ。

まずはローギアにシフトして、ゆっくりと成長してもらうことにしよう。

小林 薫j.union株式会社 制作本部

最近、オーストラリア・ハワイ・ケニア・インド・トルコへ旅行しました!(オンライン)

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