j.union株式会社

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2022.09.18
どうする執行部の一体感 ~とある組合の事例~

■コロナ禍で失われた一体感

最近、立て続けに「執行部の一体感づくり」へのお悩みについてご相談をいただいた。
一人専従(委員長)の組織から、コロナ禍になってから執行部の一体感が醸成できないという相談だ。

コロナ禍前であれば、9月から新体制を迎え、最初はお互い様子見の状態からスタートはするものの、春闘に向けての合宿や執行委員会後の懇親会などを通じ、春闘が終わる頃には執行部としての一体感が高まってた。

しかし、ここ最近は執行委員会はオンライン。合宿などもできないため懇親会もできていない。
その事から執行部の一体感(チームビルディング)が醸成できていないという課題感を感じているとのことだった。

■マネジメントにおける悩みも

一体感づくりだけではなく、マネジメントにおいても悩みを抱えていた。
昨年一年間活動をして感じたのは、確かに各自のタスクはしっかりこなしてくれるので活動が停滞することはないが、それ以上のものがないということ。

本来であれば懇親会や合宿を通じて、お酒の力も借りながらお互い本音の議論をする中で、その人の人となりが見えていた。
その中で、執行委員がどのようなことに興味を持ち、どんなことなら前向きに取り組んでもらえるのか、この話題の時にはこの人に意見を振ろう、など執行委員会を進行する上で必要となる情報を得ることが難しく、議論を活性化させることができていないという悩みもあった。

また、オンラインでの執行委員会では休憩時間の雑談がしづらい(みんな画面がオフになるため)。
例え雑談をしようと会議の中で話を振っても、一部のメンバーからは「今その話は必要ですか?」と言われてしまう始末......
とてもじゃないが、お互いの絆を深め、一体感を醸成する雰囲気にない。

■どうすればこの悩みを解消することができるのか?

このようなお悩みを聞いて、期初の研修会という場を通じて執行部の対話の機会を設けることを提案した。

会議の場では議題も決まっているためなかなか対話の時間は設けづらい。
しかし、研修という場であれば明確な議題はないし、お互いのことを知る時間をしっかりと設けることができる。
ただ自由に話すというわけではなく、「自己分析シート」というワークシートを用意した。

そこに記載されているのは、
1.自身の強み・弱みを分析するSWOT分析
2.自身が大切にする価値観とそうではない価値観
3.モチベーションが高まるときと下がるとき
4.自己採点表(実行力、計画力、リーダーシップ、マインド 計20問)
5.全ての項目を踏まえて自分自身が組合活動にどう貢献したいか?

上記の項目ごとに個人ワークとグループワークを繰り返しシートを埋めていった。
このようなワークに加えて、労働組合の目的や執行部の役割など講義も組み合わせたカリキュラムにした。

■研修会の効果

実際にこの研修会を終えて、委員長から「一定の収穫があった」と感想をいただけた。
良かったのは、個々の価値観を自己分析シートに落とし込めたことだった。

グループワークの良いところは、少人数でより深く議論をすることができる。一方で、同じグループメンバー以外の話を聞くことはできないのがデメリットである。

しかし今回のようにシートにまとめて可視化してもらえれば、あとでお互いにシートを見ることができる。
このことで、自分がいるグループ以外の執行委員の価値観も知ることができた。

今回の研修を実施し、少なからずお互いのことを知ることに繋がり、昨年よりは遥かに期初の段階でチームビルディングをすることができたという。

まだまだコロナは終息する気配はないが、これからは今回の研修をきっかけに少しずつ直接顔を合わせた執行委員会も増やし、より執行部の一体感を高めていきたいとのことだった。

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このコロナ禍で同じような課題を抱えられている三役は多いのではないでしょうか?

もし、この話にご興味を持っていただけた方がいれば、是非とも一度j.unionの営業担当に相談してみてください。
微力ではありますが、何かしらお力になれることがあると思います。

島田 浩二j.union株式会社 名古屋支店

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