事例紹介

2019.03.26
「人づくり」に貢献する組合活動へ
中央執行委員対象のアクションラーニング研修を導入

[ ① 導入前の課題 ]
TOTO UNIONの人材育成においての3つの課題

私たちTOTO UNIONは、組合活動を通して多様な知識・スキルを学び、「人づくり」に寄与できる機関でありたいと考えていました。しかしながら、足元を見ると3つの大きな課題があったのです。まず一つ目は、中央執行委員の知識レベルが平準化されていないという点です。TOTO UNIONの役員任期は、1期2年間。組合活動の経験の浅い非専従役員もいれば、多くの経験を積んできた専従役員もいます。そうしたことから、知識レベルに差が生じてしまっていました。そして二つ目の課題は、組合役員向けの研修内容を場当たり的に決めていたことが挙げられます。研修は毎年7月と9月に行っており、前者では「組合役員の心構え」など基礎的な研修を実施していたのですが、後者の内容には体系立ったものがありませんでした。さらに三つ目の課題は、評価面談の形骸化です。中央執行委員にも評価面談制度を取り入れ、1年を通じた目標設定と振り返りの面談を行っています。しかしながら非専従役員だと職場と組合両方で目標設定と振り返りを行うため、本人の負荷になっていることと、職場と組合の目標自体に繋がりがなく、倍の業務量を行っているような感覚に陥っていました。

[ ② 導入の目的 ]
ビジネススキルも向上できる研修コンテンツを導入

先ほど、お話しした大きな3つの課題を払拭するために、下記の目的を設定しました。

  • 外部講師に依頼することによって、参加者に緊張感を持って受講してもらいたい
  • 2年間という任期の中で理想の人材像を明確にし、職場でも活用できるスキルを身につけ、本人に成長実感を持ってもらうとともに、組合の責任として、成長させて職場に戻したい
  • 中央本部で行う研修体系と、支部独自で行う研修体系をすみわけることで、計画的に教育活動を実行する

[ ③ j.unionに決めたポイント ]
j.unionが持つ、信用力・安定感が決め手に

あまたある研修会社さんの中で、なぜj.unionさんにお願いをしたのか? それにはいくつかのポイントがあります。まず、一般的な研修サービスを提供している会社さんとは違い、j.unionさんは労働組合や組合活動を熟知しています。これまでも定期大会の基調講演を依頼したことがあり、西尾名誉会長の「労働組合とは?」という、長い歴史・経験に裏打ちされた熱意のこもった講演は、組合役員にとって大きな刺激になりました。今回は座学だけではなく、各自が目標設定をし、組合活動で実際に行動に移して振り返るという実践型の研修プログラムを提案いただきました。営業担当の山崎さんや服部講師が、私たちの課題に寄り添いながら対応してくれる点も嬉しいですね。導入・運用コストの点についてもj.unionさんは非常に手頃な価格設定になっていました。それも決め手になった要因の一つですね。

[ ④ 導入の効果 ]
組合役員に、自主性・積極性が芽生え始めた

冒頭にお話ししたように、私たちは組合活動を通して「人づくり」に寄与したいと考えていました。以前よりも、実践を踏まえた研修を導入することによって、「活動の実践力が高まった」という声も耳に入るようになりました。組合役員が研修で得た知識・スキルを存分に発揮できるような活躍の場を提供していきたいですね。また、最初の2年間はTOTO UNIONの中央執行委員研修として実施してきましたが、次の2年間は単組の活性化だけではなく、9つの単組からなるグループ労連全体の教育活動に拡大しました。参加者から地域やブロックごとの活動や課題に合わせたカリキュラムを実施したいという意見や、個人の目標だけではなく、単組の目標も決めましょうという声も上がってきています。j.unionさんの協力を得ることで、グループ全体の「人づくり」と、組合活動の底上げに踏み出せたと思っています。

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担当講師より一言

「人材育成(人づくり)」は、どの組織でも一番大切で、一番困難な課題ではないでしょうか? 今回のTOTOグループ様の取り組みは、座学で「やる気」や「やり方(知識・スキル)」を教えるインプットだけではなく、参加者がそれぞれ行動目標を策定し、単組に戻って現場実践というアウトプットをし、その行動(アクション)結果を振り返る(リフレクション)という「学習する組織」型の人材育成を2年間にわたり実践しました。研修中の講義は真剣に学び、ワーク時は組織の壁を超えて本音で語り合う素晴らしい場でした。また、セミナーの休憩時間に誰一人としてスマートフォンを見る人がいない、全ての人が参加者と語り合う姿にTOTOグループの組合(と会社)の素晴らしい人間集団性や強さの秘訣を垣間見ることができました。【服部恵祐】

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