j.union株式会社

労働組合の活動を
総合的に支援します。

事例紹介

2020.03.06
ビジョン実現のための取り組み事例~組合ホームページを活用したビジョン浸透・実現の取り組み~

ヤナセ労働組合は、外部環境が著しく変化する現代社会において、組合員が今後の行く先を見失わないように、「ヤナセらしさ」とは何か? と原点に立ち返れるように指針としてビジョンを策定しました。2019年からホームページにビジョンに関するコンテンツを掲載し、組織内外への広報にも力を入れている。

―ビジョン策定から浸透・実現までの活動においての課題を教えてください

2012年に、ヤナセ労働組合のビジョンを作成しました。

ヤナセ労働組合のビジョンは他組織における「ビジョン」と「バリュー」をミックスした概念で、「常にこうありたい」と思う状態を言葉にしたものです。そして、すべての組合員がこのような状態・姿勢を貫き通せるように支援することが、ヤナセ労働組合の「使命」です。しかしこのビジョン策定から数年が経過したころに「組合員にビジョンは浸透しているのか」「自分たち組合役員の伝え方はこれでいいのか」と振り返る機会がありました。2012年にビジョン策定に関わった執行部メンバーも入れ替わりがあり、当時の思いを伝承していく必要性を感じていましたので、ホームページを通じてビジョン策定や実現までのプロセスを可視化していこうと決めました。
(ヤナセ労働組合ホームページ http://ywu.jp/outline/vision.html

―ビジョン浸透・実現に向けた活動内容を教えてください

ビジョン浸透に向けて、これまでさまざまな取り組みを行ってきました。例えば「ありがとう運動」というものがあります。これはビジョンの中の「仲間を大切にしよう」にスポットを当てた活動で、ポスターを作成し各職場に掲示して啓発を促しました。また、「ありがとうメッセージカード」を作成・配布し、仲間同士で「ありがとう」を伝え合う機会を設けました。さらに、名古屋支部を皮切りに各支部で「ありがとうエピソードコンテスト」を開催。名古屋支部では管理職や非正規社員を問わず約250通ものエピソードが集まりました。本活動はさまざまな支部へと取り組みが拡大し、寄せられたエピソードに涙する場面があった支部もあったほどです。この「ありがとう運動」の開始以来、社内外の仲間にありがとうの輪が浸透していくことを実感できました。昨年からはホームページに組合ビジョンのコーナーを設け、ビジョン実現につながる活動の紹介をはじめました。ホームページには、ビジョンの目指すものをイラストでわかりやすく掲載しています(下図参照)。また現在ではビジョンに込めた7つのワードに関する「組合ビジョンエピソード」を集めており、ホームページで掲載をはじめました。ホームページを通じて、ビジョンに込めた思いや策定プロセスを、組合員をはじめヤナセ労働組合に関わる人々に伝えていきたいと思っています。

20200311091842-5d6798606937680f8c4a1d948052c838b9230795.jpg▲ビジョンの目指すものをイラストでわかりやすく可視化

―j.unionに決めたポイントを教えてください

以前j.union社が開催する「労働組合の意義と機能」というセミナーに参加し、その内容に強く共感をしたからです。労働組合は「こうあるべきだ」と感じました。そこから、組合活動に対する気持ちに変化が起こり、組合費の使い道を組織のための「個の成長」支援に舵を切りました。ビジョンにもこの思いを込めています。j.unionには組合活動のサポートだけでなく、教育していただいているとも感じています。また、サポートいただいている活動促進の担当者も心地の良い接し方で、押しつけ感がなく、ともに私たちの組織を考えてくれている印象を受けます。

※j.unionはビジョン策定のワークショップ進行、ビジョンロゴ作成、議案書作成、ビジョンデザイン、組合員意識調査などのホームページ掲載コンテンツのご支援をさせていただきました。

―取り組んでみての効果はいかがですか?

まだまだビジョン実現には道半ばではありますが、各支部での福利厚生イベントの開催頻度や参加率が年々増えたり、専門部での協力体制が強化したりと、組織として好循環になっていると感じます。ビジョン浸透に躍起になっていた際に、ヤナセ労働組合の組合員以外の方(他労組の方)が『仲間を大切にすること』という項目に共感して、リングプル収集運動に協力してくれたエピソードもあり、組合ビジョンが確実に浸透しているのだなと感じました。私たちが展開しているすべての組合活動は、ビジョンに込めた7つのワードの実現につながります。「何を持ってビジョンを実現したのか」という基準は判断しづらいものではありますが、時にはつまずいたり、壁に当たったりした際にこのビジョンに立ち返ることができるように、今後も伝え続けていきたいと思います。

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担当者より一言

労働組合のビジョン策定後、実現に向けて継続的にどのように活動を進めて行くのか 悩まれている労働組合様は多いと思います。 ヤナセ労働組合様は、組合役員が代替わりをしても「ビジョン実行局」「浸透活動」等、 熱意を持ってビジョンを伝承・実現していく活動を進めていらっしゃいます。 ここまで悩みながら、現場の組合員を主役に取り組みを継続しているとおっしゃっていましたが、その過程もビジョンに対する実感と実現へのステップだと私は思います。 また、ヤナセ労組様のホームページは、組合活動にまつわるあらゆる情報を網羅されていて、 組合員だけでなく外部に向けても発信されています。ヤナセ様の採用面接を受ける方やお客様、社員のご家族がご覧になって、ビジョンや組合活動から社員の誇り、企業の魅力を知って頂きたいと仰っていたエピソードが印象に残っています。 そして、竹田委員長とのお打合せを振り返ってみると、どんな活動のお話でも最後にはビジョンに立ち返るので、ご本人が日々一番体現されていらっしゃると思いました。これからもヤナセ労働組合様のビジョン実現に向けて、ご支援できるよう邁進してまいります。【横山 千裕】

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